ル・コルビュジエの名建築と名画の宝庫!上野・国立西洋美術館の魅力を徹底解剖

国立西洋美術館(The National Museum of Western Art)は、東京都台東区の上野恩賜公園内に位置する、日本を代表する美術館の一つです。西洋美術を専門に展示・収蔵する美術館で、特に近現代の作品が充実しており、多くの芸術愛好家や観光客が訪れます。

国立西洋美術館の概要

  • 開館年:1959年
  • 所在地:東京都台東区上野公園7-7
  • 設立経緯:松方幸次郎がヨーロッパで収集した美術品を基礎に設立されました。第二次世界大戦中にフランスに接収されていたコレクションが返還されたことを契機に、日本政府が国立西洋美術館を設立し、その収蔵品を展示しています。

建築

設計者:ル・コルビュジエ(Le Corbusier)

  • 建物は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエによって設計されました。シンプルで機能的なデザインが特徴で、鉄筋コンクリート造の建物は、建築そのものが重要な芸術作品とされています。
  • 2016年には、「ル・コルビュジエの建築作品」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。

収蔵品と展示内容

国立西洋美術館は、西洋美術の豊富なコレクションを所蔵しており、15世紀から20世紀にかけての多様な作品を見ることができます。

常設展

  • 松方コレクション:美術館の中心的なコレクションで、ルネサンスから近代に至るまでのヨーロッパ絵画や彫刻が含まれます。中でも、印象派やポスト印象派の作品が充実しており、クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、ポール・セザンヌ、ゴッホなどの作品が展示されています。
  • ロダンの彫刻:特にオーギュスト・ロダンの彫刻コレクションが有名で、「考える人」や「地獄の門」などが展示されています。これらの作品は、美術館の前庭にも展示されており、訪問者が自由に鑑賞できます。

企画展

国立西洋美術館では、定期的にテーマを変えて企画展が開催されます。ヨーロッパの美術館との共同企画展や、時代やテーマに焦点を当てた特別展など、さまざまな視点から西洋美術を紹介しています。

その他の施設とサービス

  • ミュージアムショップ:美術館のミュージアムショップでは、展示作品に関連した書籍、ポストカード、オリジナルグッズなどが購入できます。
  • カフェとレストラン:館内にはカフェとレストランもあり、鑑賞の合間に休憩を楽しむことができます。
  • ガイドツアーとワークショップ:ガイドツアーや子ども向けのワークショップ、講演会なども定期的に開催されており、学びながら楽しめるプログラムが充実しています。

アクセス

  • 最寄り駅:JR上野駅(公園口から徒歩約1分)、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」からも徒歩圏内。
  • 営業時間:通常は午前9時30分から午後5時30分まで(ただし、特別展開催時や金曜、土曜は時間延長の場合あり)。毎週月曜日は休館日。

その他のポイント

教育・研究活動:国立西洋美術館は、展示や収蔵品の保護・修復にとどまらず、研究や教育活動も活発に行っています。国内外の美術館や大学と連携し、展覧会や講座を開催するなど、アカデミックな視点でも注目されています。

国立西洋美術館は、西洋美術の歴史と文化を幅広く学べる場所であり、芸術に興味がある人々にとっては必見のスポットです。

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